アスパラガスのスープ仕立てスパゲッティ・いりこ風味
材料(2人分)
スパゲッティ | 140g |
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アスパラガス | 160g |
いりこ(小さめのもの) | 10g |
水 | 250cc |
玉ねぎ | 50g |
エキストラバージンオリーブオイル | 大さじ3 |
黒胡椒 | 少々 |
作り方
- 「いりこ」は、水に浸しておきます。(最低30分)
- 玉ねぎは薄切り、アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、皮の固い部分もむき、3cm位に切ります。
- 鍋にオリーブオイル大さじ1と玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒めたらアスパラガスを加え、さらに炒めます。
- (1)を温め、「いりこ」を取り出したものを(3)に加え、しばらく煮詰めアスパラガスがやわらかくなったら、ミキサーにかけスープ状にして、塩で味をととのえます。
取り出した「いりこ」は、油少々と塩をお好みで加えて炒めます。
(この時、飾り用に穂先の部分をとっておきます。) - パスタを茹であげ、器に盛り付けたら、(4)を注ぎ、炒めた「いりこ」をお好みでちらし、オリーブオイル、黒胡椒をかけ、残しておいたアスパラガスを飾り仕上げます。
使用食材
【アスパラガス】後援・協賛:JA壱岐市
壱岐産アスパラガスは、九州の西北部に位置する玄海灘に浮かぶ壱岐の島で、玄海の潮風・豊かで豊富な水・壱岐牛の良質堆肥な土壌で育ち、循環型農業により生産振興及び島の活性化に取り組んでいます。甘くてえぐみがなく、素材を生かしたサラダなどの生食用としても大好評です。
【いりこ】後援・協賛:天洋丸(雲仙市)
いりこの生産量全国一の長崎県!なかでも雲仙市南串山町では明治初期からいりこの加工が行われ、橘湾で漁獲される片口鰯を原料とし、ダシの出が良いのが特徴。おやつやおつまみ、各種料理に活用でき、噛めば噛むほど口のなかに旨味が広がります。
講師プロフィール
黒川 陽子 先生
黒川 陽子 先生
料理研究家・ダイニングコーディネーター。長崎県長崎市生まれ。
料理研究家への師事、ホテルでの製菓研修、欧米での武者修行にて各地の個性的な家庭料理の取材・研究を重ねる。食文化の地域性・多様性を守ることの大切さを実感し、「日本における食や農の事情」を伝えつつ、食材の力を引き出す料理法に基づく独自の料理教室=“KY−キッチン”を主宰。
また、料理教室のほか、料理イベント・セミナーなどを手がける傍ら、「キッチン・キーピング」をはじめとした日常生活における食のあり方を提唱。研究テーマとして伝統野菜や失われつつある日本の母の手技について、持続可能な取り組みに力を注いでいる。
※NPO法人スローフードジャパン理事、NPO法人長崎の食文化を推進する会理事、NPO法人国内産米粉促進ネットワーク理事
※著書:『キッチンライフの基本とコツ』(新星出版社刊)、『オリーブオイルできれいになる』(実業之日本社刊)、『オリーブオイルで健康パスタ(東京地図出版刊)など多数
※ホームページ:http://www.yoq.co.jp